2014-12-10

絵にかける甘い思い

先日、送別のプレゼント用に
一枚の絵をお描きしました。

それが、こちらの絵。



顔のみの非常にシンプルな絵ですが
描き応えのある一枚でした。

今回は、個人的に感じた
描き応えポイントを解説していきたいと
思います。


まずは、
普段なかなか描く機会が少ない“アゴの下の面”。



じつはココ、上からの光で影になる部分の中に
下からの反射光も入るという
カラーリングマニアが好物としている部分です。

いちご大福で言うと、あんこの中にいちごがある
相反するものが互いに引き立てあう感じです。


続いて、
このなんとも言えない感情を
表しているのかいないのか
よく分からない絶妙な“表情”。



目、鼻、口、眉、すべてのパーツが
ギュッと力強く中央に凝縮しているこの濃さ。

見た瞬間に頭のすべてを満たすこの感じ、
まるでチョコブラウニーのようですね。


最後のポイントは、
自然界の法則・重力をも超越した
おそらく偶然の産物であろう、くるんと反り返った
この“前髪”です。



柔らかいものの中にある固さ。
塩キャラメルを彷彿とさせます。


非常にナイスモデルだったことは
間違いないですが、
このモデルからこんなことを
考えながら作画している僕は
間違いなく
甘い物が好きなんだと確信しました。笑

そうだ、コンビニ行ってこよう!!

0 件のコメント: